EPHYON

洗剤を使い切ったあとに:容器へもう一つの役割を

EPHYONは、特許を有するじょうろ型容器とプライベートブランド開発を通じて、洗濯洗剤包装の次の用途と使用の全体像を考えます。

最後の洗濯洗剤を使い切ると、持ち手と使える形を備えた空の容器が残ります。中身はなくなっても、包装の役割まで終わったとは限りません。次の洗濯用品を開発するブランドにとって、この瞬間は店頭での見え方と同じように、設計の初めから考えておきたい場面です。

調達担当者は、充填、輸送、陳列、中身の注ぎ方をすでに検討しています。洗剤を使い切った先まで話を広げれば、もう一つの設計上の問いが生まれます。すぐに捨て方を考える物になるのではなく、容器を引き続き役立てられないでしょうか。

回収ボックスに入る前から考える

リサイクルには回収、選別、処理が必要です。OECDは、処理中の損失を考慮すると、2019年の世界のプラスチック廃棄物のうち最終的にリサイクルされた割合は9%と推計しています。これは過去の世界全体の数値であり、個々の洗剤容器の行方を示すものではありません。それでも、いつかリサイクルされるという想定だけで包装を企画しないことの大切さが分かります。[3]

米国環境保護庁は、プラスチック製品の手入れや、容器の再使用・別用途での利用を廃棄物削減の方法に挙げています。洗濯洗剤のブランドにとって、実用的な次の用途は、最初の役割を終えた容器を消費者が残しておく理由になり得ます。[1]

その用途は日常生活に合っている必要があります。分かりやすい形と明確な説明があれば、使い方を理解しやすくなります。使いづらい、収納しにくい、すぐに忘れてしまうという案では、実際の使用期間を延ばすことは難しいでしょう。

三つの経路と、それぞれの設計課題

リサイクルは、廃棄された材料を新たな材料や製品に加工することです。詰め替えは、本来の中身を再び補充して同じ容器を使い続ける方法です。用途転換では、同じ容器に別の仕事を与えます。それぞれに異なる包装上の判断と消費者の行動が必要です。

UNEPの2023年の分析「Turning off the Tap」は、再使用、リサイクル、製品・材料の変更を相互に補完する経路と捉えています。家庭で二つ目の用途を得た容器にも、その用途が終わったときの適切な行き先が必要です。[2]

返却型包装は、さらに別の運用モデルです。エレン・マッカーサー財団の研究は、共通インフラ、標準化、高い返却率を重要な条件に挙げています。消費者が家庭に残して別の作業に使う包装は、そのように説明し、返却・再充填の仕組みがすでにあると受け取られる表現は避けるべきです。[4]

使用の全体像を見る

長く手元に置ける容器は、実際に使われてこそ意味があります。追加の材料、洗浄、輸送、最終的な処理も評価に含まれます。第二の用途では、別の品物を新しく買う代わりに使われるのか、どのくらいの期間使われるのかが大切な問いになります。

ミシガン大学の2025年のライフサイクル研究では、持ち帰り食品用の再使用容器システムについて、運用規模によって環境面と費用面の結果が変わることが示されました。対象は食品サービスの容器であり、この洗剤容器ではありません。ここで参考になるのは、実際の運用条件を評価するという考え方です。[5]

したがって、炭素負荷の小さい包装を検討するブランドの調達担当者にとって、第二の用途は評価の出発点です。測定済みの排出削減量を意味するわけではありません。個別製品についての環境表示には、その容器と実際の使われ方に対応した根拠が必要です。

洗濯洗剤包装にじょうろの形を取り入れる

当社が特許を有するじょうろ型容器は、この発想を洗濯洗剤の包装に取り入れています。持ち手と注ぎ口が、次の家庭での仕事である観賞用植物への水やりを連想させます。使い道の見えない空ボトルの活用を消費者任せにするのではなく、その後も役立つことを包装設計の話題に含める考え方です。

別の用途で使うのは、洗剤を使い切り、製品の指示に従って残留物を処理し、適切に洗浄してからです。容器に破損がなく、予定する用途に適していることも確認します。

観賞用植物のそばでピンク色のじょうろ型容器を傾ける手。ブランド文字はぼかされ、水滴は描画されています。
洗剤を使い切って適切に洗浄した容器の次の用途を、水やりの場面で示しています。水滴は説明用の描画です。 提供素材を基にAI支援で編集した説明用画像です。ブランドを隠しており、未加工の製品実写ではありません。

プライベートブランドの要件を具体化する

この容器はプライベートブランドのプロジェクトに対応できます。海外のブランドは、洗剤と包装を一緒に検討できます。どのように充填して注ぐか、持ち方や保管の仕方、可能な第二の用途を購入者の言語でどう説明するかも、その対象です。

OEMの打ち合わせは、洗濯用品の方向性、対象市場、消費者の生活習慣から始められます。その後、充填・注出の要件とともに、容器の形式、ラベルの見せ方、使用説明を検討します。具体的な仕様や供給条件はプロジェクトごとに協議します。

製品画像は形を説明するのに役立ちます。しかし、炭素排出をどれだけ削減するか、別の品物を何個置き換えるかを証明するものではありません。調達担当者がまず検討できるのは、自社の商品開発計画の中で評価できる具体的な包装の方向性です。

流し台のそばにあるピンク色のじょうろ型容器の近接画像。持ち手と注ぎ口が見え、商業的な文字は柔らかくぼかされています。
持ち手、上部のふた、側面の注ぎ口を近くから見ることで、プライベートブランド向けの外観、持ち方、使用説明を具体的に話し合えます。 提供素材を基にAI支援で編集した説明用画像です。ブランドを隠しており、未加工の製品実写ではありません。

開発の初めに投げかけたい問い

EPHYONは、この特許容器とプライベートブランド向け洗濯洗剤包装についてのご相談をお待ちしています。空の包装にもう一つ役立つ仕事を与えることは、開発初期のシンプルな問いから始まります。洗剤を使い切ったあと、消費者は何を引き続き使いたいと思うでしょうか。

Sources

  1. What You Can Do to Reduce Plastic Waste — US Environmental Protection Agency
  2. UN roadmap outlines solutions to cut global plastic pollution — United Nations Environment Programme
  3. Global Plastics Outlook: Economic Drivers, Environmental Impacts and Policy Options — Organisation for Economic Co-operation and Development
  4. Unlocking a reuse revolution: scaling returnable packaging — Ellen MacArthur Foundation, with Systemiq and Eunomia
  5. Scaling up reusable container systems through city-wide centralized collection and washing — University of Michigan Center for Sustainable Systems; Christian Hitt, Gregory A. Keoleian, Rahim Rasool